この風味、はっとり生姜だけでしょうが。
ご飯が炊けて蓋を開けると、あたり一面にふわぁーっと広がるなんとも鼻腔をくすぐるその香り。爽やかで香り高い「はっとり生姜」が、炊き上がる時間までも、ごちそうにしてくれます。
駅家町服部地域で生産される、みずみずしく、辛味まろやかな「はっとり生姜」。生姜ごはんの素には、その「はっとり生姜」を存分に楽しむため、一本釣り鰹の鰹節からとった出汁や北海道白口浜産の天然真昆布、兵庫県たつの産うすくち醤油という厳選された素材のみを使用しています。生姜の概念を優しく超える「はっとり生姜ごはん」、どうぞ召し上がれ。
審査員ポイント
香りが高く、味も良い。パッケージも実直な雰囲気が出ており評価される。
はっとり生姜の普及プロジェクトから生まれた6次化の商品。商品開発に向けたストーリーがあり文句なし。
自身の経験から生まれた商品。
生姜を使った加工品を作り始めたのは6年ほど前からです。体調を大きく崩してしまった時に、お医者さんから体を温めるのに生姜を勧められたんです。手っ取り早く生姜を摂取できるのがシロップで、上白糖よりもてんさい糖がいいということだったので、それを使って自分用に作り始めました。ふと、「自分以外にもこれを必要としている人がいるのでは」と思い、商品として売ることを考えるようになりました。あるとき、生姜シロップの工房に行ってみたことがあるのですが、自宅のガレージを工房にしていて、これなら自分でもできるかもと思ったんです。それで自宅を改装して加工場を作り、ジンジャーシロップ作りを始めました。
「はっとり生姜」の「やさしさ」に惹かれて。
「はっとり生姜」との出会いは本当に偶然。服部の生姜農家である梅田さんがテレビに出ているのを友人が教えてくれたのがきっかけです。そこで紹介されていた生姜をいただいたら、とても美味しくて。元々は「駅家生姜」と言われていました。駅家は根菜類が美味しく育つ土地だそうで、ゴボウなどは有名です。最初は全国各地の生姜を使っていましたが3年くらいシロップ作りを続けていると、次第に生姜の味の違いがわかるようになってきて、梅田さんの作る「はっとり生姜」は、やさしい生姜という感じがしました。それから「はっとり生姜」を使うことに決めました。
ジンジャーダイヤモンド 代表
中尾 圭吾さん
納得して買ってもらえるブランドへ。
私と生姜農家の梅田さん、お店で商品を扱ってくださっている胃甲さんの3人で立ち上げたのが「はっとり生姜プロジェクト」です。生産の背景を知ってもらい、「はっとり生姜」の作り手を増やすこと、そして高くても売れるようなブランドにしていくことを目的にしています。この生姜ごはんの素もそのプロジェクトの第1弾です。東京で料理屋をしている親戚に習い、生姜ごはんのレシピを考案しました。素材もたった4種類とシンプルです。一本釣り鰹の鰹節からとった出汁と北海道白口浜産の天然真昆布、兵庫県たつの産うすくち醤油、そして「はっとり生姜」。

今後も生姜の新芽でガリを作るワークショップなど、ファンづくりに取り組んでいきたいです。いつか、はっとり生姜のガリが3つ星の寿司屋で使われる日が来たら嬉しいですね。
○団体名
ジンジャーダイヤモンド
○住所
福山市本庄町中2-3-10
○問い合わせ先
084-922-2663
○Web
http://ginger-diamond.com
○購入可能場所

ジンジャーダイヤモンド直売所、ナチュラルマーケットIKO、グランドフードホール芦屋本店、グランドフードホール六本木ルズ店、グランドフードホール星が丘店、大梅商店、オンラインショップ(自社、creema)

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