B-with
「出会い」支援で、街を活性化!
福山市のものづくり企業5社が発起社となって「地域に根付く人づくり」を目的に活動を始めた団体。産業促進、少子化対策に繋がるように人、街、企業が出会える場所を提供しようと、婚活イベントとイベントボランティアの活動を主に開催。入会と参加は企業単位なので持続的で安定した活動を行なうことができる。わずか2年で19社が加盟。現在約5,000人(内2,000人が未婚者)が入会。ボランティア活動においては、自分達の住む町は自分達で作っていってほしいという思いから地元の学生にも声を掛けている。団体名B-withの「B」には備後と、ばらの意味が込められている。
審査員ポイント
地域でのボランティア活動などにも取り組み,福山全体の地域活性化に貢献している点が評価できる。
企業単位での参加を条件にすることで,社内や地域の理解が得られ,活動の広がりとイベント自体への信頼感が生まれていて素晴らしい。
きっかけはものづくり企業社員の経験から
発足のきっかけは、地元のものづくり企業5社(ローツェ、キャステム、ホーコス、アドテックプラズマテクノロジー、安田工業)の「ものづくり企業は男性が多いので出会いが少ない」という、担当者の内輪話から。ならば企業単位で参加できる婚活イベントを開催しようとなりました。結婚すると、新しいモノやコトが必要になり、経済活動が活性化されます。この地域で結婚する人が増えれば街が元気になる。ものづくり企業においては、家庭を持つことで責任感が増すので退職者が減り、仕事に打ち込むようになり高度な技術継承ができます。現在19社の地元企業が加盟しており、イベントの参加を呼びかけてもらっています。
B-with 会長
田村 晃宏さん
出会うことで「街の見え方が変わる」を期待
婚活イベントは「出会いの会」です。婚活と聞くと、少し堅いイメージで参加するのに躊躇してしまいますが、このイベントは婚活が目的ではなく、未婚が条件の交流会だと思っていただきたい。毎回テーマを設けて開催しているので、まずは気軽に参加してもらい、異性、同性関係なく交流してもらいたいです。異業種の人と出会い、自分の世界を広げるきっかけになればと。その出会いによってやがてお付き合い、結婚、出産、学業、老後など街が代謝を続けられる経済活動、産業促進の仕組が生まれると思います。地元に根付く次世代を育てるのは私たちの使命。ボランティアもその一環で、地元と関わりを持つことで、自分の住む街を知ってもらいたいです。
自分たちの街は自分たちで作る
現在のB-withの活動は、婚活イベント団体とボランティア活動団体の2種類の認識を持たれています。2つには活動を通じて「地域に根付く家庭を築き、幸せになって欲しい」という共通の思いがあります。それぞれの活動で人に出会い、街に出会い、地域の魅力を感じてもらいたい。それぞれの体験を通じて街を知って、自分の住む街がもっと好きになれば定住に繋がります。また、学生時代に企業とともに何かをやり遂げるという経験は社会に出た時役立ちます。地元企業に視野を広げた就職活動に繋がり若者が福山に定着してくれることも期待しています。今後は、加入表明してくれている企業の受け入れ体制を整え、さらに活動を活発にしていきたいと考えています。
○団体名
B-with
○住所
広島県福山市御幸町中津原1808-1(株式会社キャステム内)
○問い合わせ先
084−955−2221
○Web
https://ja-jp.facebook.com/Bwith2016/