健康的にのびのび育った上質な豚肉を使用。
当社は、自社農場で豚を生産し、加工、販売までを一貫して行っています。安心して食べられる美味しい豚肉を提供できるよう、豚の飼育方法にもこだわっています。食品工場からでるパンやお米などの余剰食品を黒麹菌で発酵させ、飼料として与えることにより、豚が健康的に育ち、結果的に肉の品質をあげることができています。さらに、のびのびとしたストレスフリーな環境で愛情を込めて飼育していることも美味しさの秘訣です。その自社農場で育てた自慢の豚肉「瀬戸のもち豚」を、さらに手に取ってもらいやすいカタチで提供するため、常温で保存できる製品の商品開発をスタートさせました。
日本畜産株式会社 精肉事業本部 課長
稲垣 雄大さん
改良を重ねた結果、納得のポークジャーキーが完成。
スライスしたモモ肉を、ニンニクや香辛料を加えた醤油をベースの自家製ダレで味付け。それから、手作業で網に一枚一枚並べて、大きな燻製器の中に入れて、低温でじっくりと約5時間乾燥させると完成です。着色料や保存料は一切使用していません。当社の商品として今まで冷蔵や冷凍のものはありましたが、常温の商品はなく、常温商品の開発は初の試みでした。色々な部位の肉を試し、その結果、脂身の少ないモモ肉に落ち着きました。一番難しかったのは、乾燥させる温度と時間の調整です。温度と時間を変えながら、その都度出来上がり具合を何度も確認し、改良を重ねました。さらに長期保存ができるように、賞味期限がどこまで持つのか確認する必要もあったため、完成までにとても時間がかかりました。
「瀬戸のもち豚」を使った商品の入り口として。
噛むほどに上質な豚肉の旨味が味わえるということもあって、すでに購入されたお客様からも喜んでいただいています。「すぐに食べ切ってしまったからまた買いに来た」、「家に買って帰ったら子どもがペロッと全て食べてしまっていた」と再度購入してくださる方も多くいらっしゃいます。おやつにもおつまみにも最適ですし、「瀬戸のもち豚」の美味しさをさらに知ってもらえる商品だと思います。また、気軽に手に取ってもらいやすいので、ハムやウインナー、お惣菜など、様々な種類を取り揃えている当社のお肉の加工品を知っていただく入り口として、非常に良いものができたと思っています。