自社牧場でのびのびと育てたブランド豚「瀬戸のもち豚」
1963年の創業以来、福山市瀬戸町にある自社農場『瀬戸牧場』で豚を肥育し、加工、販売までを一貫して行っています。食品工場からでるパンやお米などの余剰食品を発酵させた独自の飼料「エコフィード(リキッドフィード)」をはじめ、飼育環境にこだわって育てた自慢のブランド肉が「瀬戸のもち豚」。豚舎の寝床にはウッドチップを深さ1mほど敷き、中にいる微生物が排泄物を吸収・分解してくれる環境づくり、天気や温度、湿度に合わせたケアを常に行っています。1頭1頭と向き合い、触れ合いながら、通常よりも3〜4倍広い畜舎で放牧のようにのびのびと育てた豚は、甘みのある脂身ときめ細かく臭みのない赤身が特徴。通常の豚肉よりも融点が低いため、口どけがよくさっぱりとした後口で、さまざまな料理に活用されています。
日本畜産株式会社
精肉事業本部 製造3課 課長
稲垣 雄大さん
イタリア、スペイン、フランスの個性派ソーセージ
瀬戸のもち豚を使用し、引野町の自社工場で加工している商品のひとつが「世界のソーセージ」です。
粗挽き肉にオレガノやパセリなどのハーブを混ぜ込んだイタリアの「生サルシッチャ」。鼻に抜けるハーブの爽やかな香りとしたたるような肉汁が感じられます。同じく粗挽き肉にブラックペッパーやチリペッパー、ガーリック、クミンなどを混ぜ込んだスペインの「生チョリソー」。ほんのりスパイシーでパンチが効いた味わいは、お酒が進むこと間違いなし! どちらも肉肉しい粗挽き肉のうま味がこれでもか!と味わえる一品です。
なめらかなペースト状にした肉に生クリームとミルクを加えたフランスの「ブーダンブラン」は、ふんわりと軽い食感とクセのないやさしいおいしさ。おとなだけでなく、子どもにも人気です。
あらゆるシーンを華やかに演出するボリューム満点の1本
新型コロナウイルス感染症の流行により外食ができない時期に、「自宅にいながらプロ顔負けの肉料理を楽しんでもらいたい」との想いで開発した世界のソーセージ。1本120〜140gとボリューム感があり、ナイフとフォークでステーキのように味わっていただくのがおすすめです。ディナーのメインディッシュとしてはもちろん、パーティーシーンやアウトドアシーンでも重宝されています。
一般的に食肉加工品に欠かせないとされている合成保存料、防腐剤、着色料、発色剤、リン酸塩などの添加物を使用せず、1本1本丹精込めて手作り。子どもにも安心して食べていただけます。