自然からの贈り物で地域をプロデュース Herbal Style
6次産業の新しい価値づくりをめざして
「自然からの贈り物で、地域をプロデュース」をテーマに、従来の“作って売る” という農業のあり方を超え、6次産業(生産者が加工や販売・サービスまでを手掛け、生産物の付加価値を高める)の新しい価値づくりに取り組むHerbal Style。自社で栽培・収穫したハーブを用いて開発・生産された製品は、耕作放棄地を活用して栽培され、さらに、福山大学の協力によりIoT(モノとインターネットをつなぐ技術)を取り入れることで、畑の気温・湿度・地温・土壌中の状態を常に測定し、人にも土地にも負担の少ない農業(廃棄されるハーブを肥料として活用し、自然の生態系に近い状態の中で行う農業)を実践しています。
慌ただしい日常の中で、笑顔になる商品を
地元の方から、害獣被害により畑が荒らされていると伺い、調べていくと「ハーブが害獣駆除に役立つ」という事例にたどり着き、そこからハーブ栽培が始まりました。それと同時に、作ったハーブは知識をもつ専門家に関わってもらうことで素晴らしい商品になるのではないかと、ハーブティーやアロマ製品作りもスタートしました。医学の父ヒポクラテスは、「自然から遠ざかると病気になる」と唱えています。ストレス社会の中で慌ただしい毎日を送る現代人。そんな日常の中で、少しでも自然に触れることができたら…… との思いから誕生したのがHerbal Styleの商品たちです。手に取られた方の笑顔が見えるような商品をいつも心がけています。
Herbal Style
代表

宮澤 知子さん(真ん中)
地域活性化につながるコンテンツや活動を提供
質の高いハーブを使った製品を作ることはもちろん、季節のハーブ収穫体験会やハーブティー作りのワークショップ、ハーブ蒸留体験、草木染め体験、蜜蝋ワークショップ、ほうき作りなどの各種体験会など観光コンテンツのモデル化も進めています。また、アロマセラピストやハーバリストによる環境教育や里山保全、そして人材育成や地元の人の雇用など地域活性化につながるような活動にも取り組んでいます。
植物を通して雇用創出
植物は一度根を生やすとそこから動きません。そして外敵から身を守るため「その環境に合わせて体の形を決める」という特殊な能力を持っています。そこで私たち人間も、どんな環境下でも植物のようにしなやかに生きていけるようにという思いで名づけたのが社名「Herbal Style」。地域活性化のため、地元の人の雇用も推進しています。また、衰退する1次産業を支えるために、ハーブの生産や商品開発だけではなく、各種体験会など観光コンテンツのモデル化などにも取り組んでおり、一人でも多くの方にあらゆる機会を通して自社の製品や活動を知っていただけるよう全力を注いでいます。

○活動名
自然からの贈り物で地域をプロデュース Herbal Style
○団体名
Herbal Style
○住所
広島県福山市沼隈町下山南825番地
○問い合わせ先
084-988-0956
○Web
https://herbal-style.jp/
○購入可能場所
しま商店 ekie広島店、ベラビスタ スパ&マリーナ尾道