第5回福山ブランド認定品・登録活動

福山市都市ブランド戦略推進協議会では,福山市を「ものづくりのまち福山」として,日々地域資源を磨き上げ,新しいものを生み出していき,更なる福山の魅力の向上に繋げたいという思いから,認定・登録に期間を設けています。

第5回の認定・登録期間は2023年3月末をもって終了しました。

【産品・サービス部門】
うづ美寿司
うずみソフトクリーム
福山薔薇ラムネ
福山薔薇人 バラジュース
カクレクマノミ飼育入門セット
桐箱丸型乳歯ケース
アンカーホテル福山
【素材・技術部門】
桐箱一貫製造技術
人工羽毛素材
【登録活動部門】
地域の歯科クリニックがめざす、笑顔のまちづくり

福山市都市ブランド戦略推進協議会 会長 あいさつ

福山市都市ブランド戦略推進協議会
会長
田丸 敏髙

福山市都市ブランド戦略推進協議会の会長を務める田丸敏高です。今回は,事業者・団体,個人の方から38件のご応募をいただきました。また,福山ブランド審査委員会委員長には,個別相談会などの開催を通じて,福山ブランドへのチャレンジを支援していただきました。協議会を代表して厚く御礼申し上げます。
 福山ブランドは,福山市の地域資源から生み出された商品・サービス,素材・技術,まちづくり活動等の中から特に優れたものを「福山ブランド」として認定・登録し,その魅力を多くの人に届け,福山のファンを増やしていこうとするものであります。
 福山ブランドの選定にあたっては,国内外で活躍中であり,発信力のある専門家4人の方に審査をお願いいたしました。
 また,それを受けて,協議会でも最終認定登録に向けてたいへん熱心な協議を行ってまいりました。協議は,地元福山への愛と熱い想いがほとばしるものでありました。
 よりいっそう「福山の魅力」を発信し,また取組の輪を広げていただけるようお願い申し上げます。

審査員長総評

今回の審査では,申請されたものの全体のレベルがこれまでよりも上がっていました。2次審査に送る率も過去最も高かったです。このくらいのレベルでないと認定されない。というイメージがついてきたのでしょう。さて,本ブランド審査の目的の一つは福山にある素晴らしいものを発掘することです。意外に皆さん知りません。今回も発掘され知ってもらい,つながることで更なる成果となっています。福山の根っこの課題,誇るべき強み,年々生まれる素晴らしさを実地にあまた確認できるからこそ,審査を通じた政策提案には確固たるものがあると思っています。
具体的には,産品・サービス部門では,地域資源を上手に使いかつ自分たちでいい商品サービスを創ることができる事業者が増えました。ブランド認定に積極的にかかわる事業者ほど,着実にけん引事業者と育っています。
素材・技術部門では,一流ブランドでも使われるなど,市場も認め今後の成果も期待される素材・技術が選ばれました。
登録活動部門では,近年注目されてきている医療的な課題に目を向けるだけでなく一歩踏み込んで,その先をみての巻き込みや自走の仕組みまで取り組み,自己満足を打破した素晴らしい活動が選ばれています。そして今回は,自惚れず飽きず真摯にフィードバックを求めて第1回で認定された商品の申請もあり,再認定となりました。商品をブラッシュアップし,進化させ続けていく。この福山ブランド認定・登録制度の特徴でもあり,いい循環になっています。福山ブランドの認定・登録はゴールではなく,自分たちの商品や取組を見直すきっかけにすぎません。今後も福山の“顔”として,更に進化をし続けて,新しいことにチャレンジをしていってほしいです。
地域プロデューサー
本田 勝之助
株式会社ヒルサイドコネクション代表取締役
内閣府『クールジャパン地域プロデューサー』
文化庁『日本遺産統括プロデューサー』

福山市ブランド審査委員会委員

ファッションジャーナリスト/アートプロデューサー
生駒 芳子
経済産業省・クールジャパン官民有識者会議委員
文化庁・文化政策部会委員
東京2020ブランドアドバイザリーグループ委員
東京2020オリンピック・パラリンピックマスコット審査会副座長
東京2020オリンピック・パラリンピック大会スタッフ・都市ボランティアユニフォーム審査会座長
日本エシカル推進協議会副会長
回を重ねるごとに品質の向上やパッケージの工夫などがみられ,全体的にブランディングのクオリティーが上がっていると思います。第5回の審査では,新たなステップに進もうとする様々な角度からの意欲的な取組に出会え,私自身も刺激を受け、「ものづくりのまち福山」のさらなる可能性を強く感じました。今回認定とならなかったものについても,将来性を感じさせるものが多くありました。今後さらにブラッシュアップされ,福山を代表する商品や技術が多数生まれることを期待しており,応援したいと感じています。
雑誌編集長
西田 善太
『BRUTUS』編集長。1991年マガジンハウス入社。ブルータス編集部、ギンザ編集部、カーサブルータス副編集長を経て、2007年12月より現職。
福山ブランドの審査では,外部からの視点で全国に通用する本当にいいと思うものを自信を持って選んでいます。今回の審査でも,お土産に買って帰りたいと思うほど商品価値の高いものや,世界で使われている技術が認定されました。今後の課題があるとすれば,福山市全体の傾向として,ロゴやパッケージなどのグラフィックデザインにもっとチカラを注いでほしいことです。記憶に残る”デザイン”への意識も高めて,さらに磨き上げていってほしいと思います。
コミュニティデザイナー
山崎 亮
株式会社studio-L代表取締役
福山ブランドでは,全国にも通用しうる「本物」の商品や技術が選ばれています。パッケージなど全体のデザイン力をアップさせ,さらなるブランディングに期待しています。また福山市は,市民の皆さんによるまちづくり活動が盛んなまち。福山ブランドに登録されている活動は,完成度が高く全国のモデルケースとなるような先進的な取組です。福山ブランドに登録されることは,自分たちの活動への誇りや自信につながるはず。これまでに登録された活動団体も,自分たちのペースで持続的に取り組んでいます。情熱を持ち,そして楽しみながら,より一層の活躍を期待しています。

第5回福山ブランド認定証・登録証授与式

Print

日時:2019年5月22日(水)
場所:ふなまちベイホール